教えて!上手なお引越し

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 新しいお部屋が決まったら、いよいよ引越しの準備です。移動する荷物の梱包、車の手配、役所への届け出などなど。引越しは比較的長期に渡る大仕事。だから不安やギモンは早めに解決。賢く上手なお引越しのポイントを公開。

上手なお引越し1

引越し準備は1カ月前から始まっています。賃貸から引っ越すときは旧居の解約、引越しの見積、荷造り、役所への届け出、金融機関や免許証関連の住所変更、電気、ガス、水道、電話……。頭の中だけで整理するのはちょっと大変。ドタバタしていると、「あれを忘れた、これも忘れた!」のオンパレードになってしまいます。そこで、引越しの前にまずやることはスケジュール作り。特に役所への届け出は平日しかできませんから、一人暮らしの人は取りこぼしの無いよう、チェックシートの作成は必須です。

上手なお引越し2

なるべくお金はかけたくないから、引越しは友達に手伝ってもらうという人も少なくないでしょう。確かに、荷物が少なく、比較的近距離での引越しなら親しい友人の手を借りるのも悪くありません。が、そこは悲しいかな素人仕事。もし間違って何かを壊してしまったら……。お友達は好意で手伝ってくれたのだから、文句を言うわけにもいきませんし、壊した人もあまり良い気分はしないはず。お礼や、皆さんに振る舞う食事代なども考えるとその出費はバカになりません。
ということで、引越しにはやはりプロの手を借りるのが一番。専門業者に頼めば荷物に保険もかけられるので、イザというときも安心です。荷物が少なければ格安の単身パックや赤帽利用などがおすすめ。
見積は2~3社から同時に取るようにしましょう。

上手なお引越し3

整然と収納されていると、物は少なく感じられます。ところが梱包を始めると、どこにこんなに入っていたんだ!?と驚くこと然り。アッと驚く荷物の量に右往左往する前に、まずはいらないものを選別しましょう。あることさえ忘れていた物は、今後も使う可能性は限りなく低いのです。思い切って捨てる勇気を持ちましょう。中でも粗大ゴミは、管轄の清掃局に連絡し、料金の確認と回収の予約を入れてからでないと捨てられませんから、選別は早めに。
引越しの極意は捨てること。荷物をシェイプしてスマートな引越しをしましょう。

上手なお引越し4

ダンボールの側面に「冬服」とか、「台所用品」などと書いていても、具体的に中に何が入っているのかわからなくなってしまうもの。かといって、中身を全部、ダンボール箱に書くのは大変。全部開けなきゃわからない、という状況に陥らないよう、ダンボールには「冬服1」「台所用品1」などと番号をふって、面倒がらずに中身のリストを別に作成しておきましょう。また、番号は箱の側面(4面)と上の5箇所に書いておくと、どこからでも見つけやすくなります。

上手なお引越し5

一見キレイに整えられた新築であっても、隅には内装工事で出た切りくずやドアの開閉でたまったホコリなどが溜まっているものです。引越しの一週間くらい前には徹底した掃除をしておきましょう。これは部屋をキレイにするだけでなく、部屋のチェックも兼ねています。床や壁の汚れやキズ、いずれ修理が必要になるだろう不具合を見つけたら、引越し前に管理会社に連絡しておくと揉め事が回避できます。証拠として写真などを撮っておくのも得策です。

上手なお引越し6

引越し先で必要な物が出てこなくて慌てて荷時をする、なんてことがよくあります。どこに入っているかわからない時には泣きたくなりますね。貴重品や、引越し前後に必要になる物は梱包せず、旅行用バッグなどにひとまとめにしておきましょう。2~3日の小旅行のつもりで着替えや洗面用具などもバッグに。

上手なお引越し7

愛犬も一緒に引越しするときは、犬の住所変更もしましょう。届け出は地域によって異なりますが、印鑑を持って旧居管轄の市区町村役場に行き、廃犬届けを出して旧鑑札を受け取ってください。これは人間の転出届と同じです。新居に移ったら旧鑑札を持って新居管轄の市区町村役場に行き、再登録をします。大事な家族の一員ですから、忘れずに。

上手なお引越し8

慣例ですから、作業員には数千円程度の心付けをしてください」と、営業マンに言われた方がいたそうです。「地域によってはそうなのかな?」と思ったそうですが、これは間違い。引越し料金には作業員の人件費も含まれているのですから、改めて現金を包む必要はありません。しかし、だからといって自分のために汗を流して働いている人を無視するわけにもいきません。「ご苦労様」の気持ちは、荷物を搬出後、移動前に缶ジュースを渡すなどして示しましょう。また、やたら心づけを強要する業者は避けた方がよいでしょう。